江戸時代の禁教令下に隠れキリシタンたちが伝承してきた祈りの言葉「オラショ」が22日、長崎県平戸市・生月(いきつき)島の信者3人によって浦上天主堂(長崎市)で披露される。前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の長崎訪問(1981年)から25周年となったことを記念した行事。
披露されるのは、旋律のある「唄(うた)オラショ」。オラショを「後生(ごしょう)」と呼ぶ生月・壱部(いちぶ)地区で御神体を守っている「親父役」の川崎雅市さん(56)らが唱える。
信者たちの信仰はキリスト教とは異なる土着の宗教となっており、通常、オラショが教会で歌われることはない。カトリック浦上教会の平野勇・主任司祭(69)は「潜伏時代の祈りの心をともに分かち合いたい」と期待している。(読売新聞10月21日)