太平洋戦争中に、和歌山県田辺市龍神村殿原の山中に墜落した米軍爆撃機「B29」に搭乗していた米兵の62回目の慰霊祭が5日、地元の明神神社で営まれた。
B29が墜落したのは、1945年5月5日。殿原地区の谷あいで、乗っていた米兵11人中7人が死亡した。生存者のうち2人が殿原に落下傘で降下し、捕虜になった。
地元の大応寺、松本周和住職が読経し、参列者らが焼香した。また、カトリック紀伊田辺教会の酒井淳神父が聖書の言葉を読んだり、信者らが聖歌を歌ったりし、宗教を超えて米兵の冥福を祈った。
慰霊祭の風化が心配されていたため、地域を挙げた催しにしようと、昨年から慰霊祭の後にフリーマーケット「でんでん広場」も開いている。(紀伊民報5月8日)