阪神・淡路大震災時の火災で聖堂などを焼失した神戸市長田区海運町の「カトリックたかとり教会」が十二年ぶりに再建され、完成パーティーが二十七日、開かれた。焼け残り、多文化共生の象徴となったキリスト像も元の位置へ。「開かれた教会」を目指してできた広い中庭で、震災を機に交流が続く住民やボランティアらも交えて完成を祝った。
震災十年を機に再建を決め、昨年五月に着工。回廊のように二階建ての建物(延べ約二千平方メートル)が建った。円錐(えんすい)を傾けた外観の大聖堂は、内部に巨大な白い布を張り巡らせた。布は住民らも協力し、神輿(みこし)のようにしてかついで運び込んだ。(神戸新聞5月28日)