東北芸術工科大が保存・修復作業に取り組んでいる鶴岡カトリック教会の黒い聖母マリア像の謎と魅力に迫るシンポジウム「海を渡った黒い聖母 フランスから鶴岡へ」が14日、山形市の同大で開かれた。
同教会のマリア像は1903(明治36)年、フランス北部のデリヴランド修道院から寄贈されたもの。
シンポジウムでは、同教会の本間研二司祭、同大の安發(あわ)和彰准教授が、黒い聖母像が鶴岡に寄贈された経緯や歴史などについて報告。柳宗玄お茶の水女子大名誉教授が「黒い聖母の謎と系譜」、フランスの著名な修復家アニエス・カシオさんが「フランスにおける木彫彩色の技法と修復」と題してそれぞれ講演した。柳名誉教授は「最初から黒いのではなく、ろうそくの煙などでだんだん黒くなってきた。黒いマリア像は熱烈な信仰の証」などと話した。(山形新聞7月14日)