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平和へ祈りささげ20年 比叡山宗教サミット

 各国の宗教者が3、4の両日、比叡山(大津市)と京都市で開いた「世界宗教者平和の祈りの集い」(日本宗教代表者会議主催)の焦点は「和解」だった。民族紛争や被爆の惨劇を乗り越え、未来に希望を託した少女たち。地球環境の破壊に警鐘を鳴らした宗教者。日本の改憲の動きを懸念する声も出た。
 政治との関係を、バチカンのフェリックス・マチャド諸宗教対話評議会次長は「政治家との協力は重要だが、宗教者の役割は心の変革。政治家は時には妥協もする。政治との和解には注意が必要だ」と指摘した。
 「ヒエイザン」からの平和メッセージをユダヤ教代表のルネ・グーマンさんは「それぞれの神を信じる宗教者が対話を続けたのは大きな成果」と評価しながらも、続けて「他宗教を理解するには20年では短すぎる」。
 こうした声を受け今後も比叡山で「宗教サミット」を続ける方針を確認。締めくくりの記者会見で、大会の事務局顧問で天台宗の杉谷義純・元宗務総長は「日本で定着した宗教協力運動を、海外にも広げることが今後の課題だ」と述べた。(朝日新聞8月4日)

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