みんなのキリスト教ニュース - キリスト生誕の地ベツレヘムに巡礼続々、ミレニアム以来の人出

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【12月25日 AFP】クリスマスの24-25日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のベツレヘム(Bethlehem)には多くの巡礼者が訪れ、イエス・キリスト(Jesus Christ)の生誕地とされる聖誕教会(Church of the Nativity)と隣接する聖カテリナ教会(St Catherine's Church)で祈りをささげた。

 聖誕教会の深夜ミサでは、Fuad Twalラテン大司教が世界各地から集まった信者を前に、「今宵、(キリストの生まれた)この洞穴には、機関砲や機関銃の音に勝る静けさが満ちている」と語った。

 同教会前のマンガー広場(Manger Square)は、ボーイスカウトらがバグパイプやドラムなどを演奏しながら聖歌を歌うなか、多くの人で埋まった。周辺のみやげ店では、キリスト降誕の場面が彫り込まれたオリーブの木やロザリオ、宗教的なアクセサリー類が飛ぶように売れた。

 家族とともにメキシコから巡礼にきた司祭は、「クリスマスをベツレヘムで祝うことができるなんて。本当にとても特別な、感動的な瞬間だ」と話した。

 食べ物を売る露店が並び、電飾や作り物の松の木、サンタクロースの人形などで飾られた広場の様子に、ある巡礼者は「まるで大きな市場みたい」と感想をもらした。

 パレスチナ当局によると、ベツレヘムに今年訪れた人の数は、ミレニアム(千年紀)を祝った1999年以来最大の100万人以上を記録した。2007年の倍の人数だという。イスラエルによる封鎖で経済的に苦境にあるパレスチナ自治区で、旅行客の増加が人々に安堵の息をもたらしている。(c)AFP/Patrick Moser


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