みんなのキリスト教ニュース - 教会の石垣 コンサートで修復応援 函館

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 函館聖ヨハネ教会(函館市元町)の石垣が、東日本大震災の影響で倒壊の危険性が高まり、修復工事が今年5月から始まっている。その工事の資金を捻出しようと、「元町・石垣修復チャリティーコンサート」が6月17日午後2時から市公民館(青柳町)で開かれ、二期会会員のテノール歌手小貫岩夫さん=小樽出身=が国内外の歌を披露する。

 教会の信者らでつくる元町石垣復元保存の会コンサート実行委が主催。実行委によると、教会が現在地を所有した1930年には既に石垣があり、65年や2000年に修復工事を行っている。

 しかし、昨年3月の震災後、石の間の隙間が広がるなど危険な状態となり、修復を決めた。工事は4年計画で、総工費は2500万円。函館市の助成金や信者らの献金、コンサートの益金を充てる。

 本年度の工事は5月上旬に始まった。石垣をいったん取り外した後、同じ位置に石を積み、石の裏側をコンクリートで固めていく。工事を担当する高木組の三好秀明さん(41)は「石が内部で割れていたり、内側の土が流れ出て空洞になっている部分もあった。早めに工事ができて良かった」と話す。

 コンサートでは「この道」など日本の童謡をはじめ、歌劇「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」などを披露する。ピアノは函館の類家なつきさんで、函館男声合唱団が賛助出演する。実行委の生田喬さん(70)は「教会周辺は観光客も多く、安全を守るために工事は欠かせない。コンサートでご協力いただければ」と来場を呼びかける。

 チケットは2千円。問い合わせは実行委の佐々木さん(電)0138・52・2692へ。

(佐藤いく美)

北海道新聞 06/13 16:00


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