みんなのキリスト教ニュース - 「聖誕教会」世界遺産の可否、中東の火種にも

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 【モスクワ=緒方賢一】世界遺産への新たな登録などについて審査する、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会の会合が24日、ロシア西部サンクトペテルブルクで始まった。


 昨年11月にユネスコに加盟し、国連機関で「国家」としての立場を認められたパレスチナは、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムのキリスト誕生の地とされる場所に立つ「聖誕教会」の世界文化遺産登録を求めており、ユネスコの判断が注目される。

 世界遺産委員会は現在、日本やロシア、インドなど21か国で構成する。7月6日までの会期中、自然遺産、文化遺産などの登録を求める33件について審査する。

 世界遺産は「国」が登録の推薦をする。

 ヨルダン川西岸は現在イスラエル占領下にあるが、聖誕教会が世界遺産に登録されれば、教会の立つ場所を事実上、パレスチナの領土と認める意味合いもあるため、イスラエルの反発は必至だ。

(2012年6月25日09時17分 読売新聞)


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