みんなのキリスト教ニュース - 地下キリスト教会の5人、政治と関係ないのに、南ア出国前に拘束―中国北京

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  当局の公認を受けていない地下キリスト教会の信者5人が10日、北京首都国際空港で国境警備職員に出国を阻まれた。5人は、今月17日開幕する第三回ローザンヌ世界伝道会議に参加するため、南アフリカに向け出発するところだった。5人のうち4人はパスポートを没収された。中国の複数のネットメディアが伝えた。

  第三回ローザンヌ世界伝道会議は今月17日から25日まで、南アフリカ・ケープタウンで開催される。聖職者や関連従事者など地下教会のキリスト教中国人信者200人が会議に招待された。中国政府公認のプロテスタント教会「三自愛国運動」(三自愛国会)は、会議側に連絡を取り、信者の参加を希望する旨を伝えていた。

  北京の地下教会牧師によると、当局は3月以降、招待状を受け取った中国人信者200人の身元を洗い出し、「今回の会議は反政府勢力に利用されており、参加は不可能だ」と全員を説得したという。内モンゴル自治区の牧師は今月9日、「違法な宗教活動を組織した」との理由で15日間の拘留処分を受けた。この牧師が釈放されるのは、ちょうど伝導会議が閉幕する日だ。

  拘留された牧師は、「大会参加は、100%宗教活動で、政治目的は皆無だ。従って、国家安全の脅威にはなり得ない。最終的に誰かが中国から参加できると信じているが、何人参加できるかは分からない」と話している。(編集担当:松本夏穂)

2010/10/12(火) 14:40:45 [サーチナ]


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