みんなのキリスト教ニュース - アレクシー2世が死去=政治にも影響力-ロシア正教

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 【モスクワ5日時事】インタファクス通信によると、ロシア正教会総主教のアレクシー2世が5日、モスクワ郊外の自宅で死去した。79歳だった。死因は明らかにされていない。
 1929年2月、エストニアの首都タリン生まれ。正教聖職者だった父親の影響で信仰を深め、宗教を抑圧したスターリン体制下の47年、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の神学校に入学。61年に聖職者になった。
 ゴルバチョフ元ソ連大統領のソ連体制改革路線に近い立場を取り、ソ連崩壊直前の90年6月、第15代総主教の座に就任。ソ連崩壊後はエリツィン、プーチン両政権と良好な関係を築き、正教会の影響力回復に尽力し、スターリンが破壊したモスクワ中心部のキリスト救世主大聖堂の再建も果たした。
 93年9-10月、エリツィン大統領と対立する保守派が最高会議ビルに立てこもった際、水面下で仲介役を務めたほか、メドベージェフ大統領とプーチン首相による異例の双頭体制発足を支持するなど、政治にも影響力を及ぼした。(2008/12/05-21:49)


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