みんなのキリスト教ニュース - 売れ残り食品を再分配 師走の街、NPO走る(1/2ページ)

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 消費・賞味期限が迫り店に置けないパン、印刷ミスの袋菓子、少ししなびた野菜――。味や安全性に問題はなくても捨てられてしまう食品を集め、必要な人たちに再分配するのがフードバンク活動だ。世界的な不況が押し寄せ、師走の風もひときわ厳しい東京で、路上生活者らを支える東京のNPO「セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)」の配送車に同乗した。

 2HJの事務所は東京の下町、浅草橋にある。この日は会員制スーパー「コストコ」などから集めた箱入りのクロワッサン、キャベツ、スパゲティなどの寄贈品をワンボックスカーに満載し、台東区の山谷地区へ向かった。

 ハイ(ハイはくさかんむりに配)島一匡さん(31)は二人いる配送担当の一人。狭い路地を巡り、無料の診療所や路上生活者への食事を用意する団体や炊き出しをする教会、原価以下の弁当を販売する会などを回る。アルコール依存症経験者の自助グループ、DVから避難する母子施設やホスピスにも配達する。この季節、路上生活者の支援活動を本格化させている他団体の活動も目に入ってくる。

 「アルコール依存症だった人には、酒入りの菓子や卵焼きは絶対だめ」。食品の種類と量を考えながら荷を下ろしていく。食品の配布先や優先順位はそれぞれの必要と緊急性などを考え、週1回のミーティングで決める。

 「キャベツあるよ」「あ、パンをもう少しちょうだい」。そんなやりとりに笑顔がのぞく。「『もったいない』から『ありがとう』へ」が2HJの合言葉だ。

 前職で魚の輸入に携わっていたハイ島さんは、食べられるのに捨てられる魚に納得がいかなかった。2HJでのボランティアを始め、今年から職員に。夏場は原油高などで困っている団体が目立った。冬になり、職を無くす人が増えたせいか、提供品を増やしてほしい、とよくいわれるようになった。「本当は、この仕事がなくなるのが一番いいことなんですけどね」と笑う。

= asahi.com(朝日新聞社) 2008年12月27日 =


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