みんなのキリスト教ニュース - ロシア正教会が新総主教選出 カトリックとの対話模索

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モスクワ(CNN) ロシア正教会の指導部は27日、第16代総主教にキリル府主教(62)を選出した。12月に死去したアレクシー2世の後任となる。1991年のソ連崩壊後、総主教が選出されるのは初めて。

キリル氏は1989年からロシア正教会の渉外局長を務め、アレクシー2世の死後は総主教代理を務めていた。総主教を選ぶ会議では世界64カ国から集まった聖職者ら約700人の投票で、キリル氏が508票を獲得。対立候補となったクリメント府主教の得票は169票だった。

ロシア正教会は1000年以上前にローマカトリック教会と分裂した。前ローマ法王の故ヨハネパウロ2世は何度もロシア訪問を拒まれたと伝えられるが、キリル府主教は最近、ローマ法王ベネディクト16世と会談。総主教選出を前に、ロシア正教会はほかのキリスト教信者と協力しなければならないと訴えていた。

キリル氏は2月1日に総主教に正式就任する。


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