みんなのキリスト教ニュース - 信時潔の曲、朗々と 国分寺で11日

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 「海ゆかば」や「電車ごっこ」で知られる、国分寺ゆかりの作曲家、信時(のぶとき)潔(1887~1965)を記念するコンサートが11日、国分寺市立いずみホール(JR西国分寺駅南口)で開かれる。市民たちが企画し9回目になるコンサートで、今回は、国分寺育ちのテノール歌手、村越大春さん(32)の地元デビューの場となる。(相関真樹子)
 信時潔は大阪生まれだが、37歳のとき国分寺市に移住した。77歳で亡くなるまで住み続け、市内六つの小中学校の校歌も作曲した。
 地元デビューを飾る村越さんの実家は西国分寺駅北口にある、祖父の代から続く青果店。生粋の国分寺育ちで、出身中学も信時潔が校歌を作曲した市立第一中学だ。
 今回は、信時作曲、土岐善麿訳詩の独唱曲「鶯(うぐいす)の卵より」を歌う。村越さんは「なかなか国分寺で歌う機会がなかった。自分にとって生活の一部だった信時先生の歌をここで歌えるのはうれしい」と話す。第一中校歌も披露する予定だ。
 伴奏も信時ゆかりの演奏家がそろった。バイオリンはセルビア在住で、同国で信時作品を演奏している豊嶋めぐみさん。ピアニストは信時潔の門弟だった声楽家・木下保の娘である増山歌子さん。舞台美術には信時の孫で彫刻家の茂さんも加わる。
 音楽だけではなく、信時の父親が、信時の生まれた当時に牧師をしていた日本キリスト教会大阪北教会の森田幸男牧師が「私の信時潔」と題して講演する。
 実行委員の1人、音楽プロデューサーの野口眞一郎さん(58)は「ゆかりの地にゆかりの人たちが集まった」と話す。
 午後6時45分開演。チケットは当日3千円(前売り2500円)、大学生1500円、小中高校生500円。市立いずみホール(042・323・1491)で。


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