みんなのキリスト教ニュース - キリスト教聖地招待 33人と家族ら

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 【カイロ=内田康】イスラエル政府は十八日、チリの鉱山落盤事故で救出された作業員三十三人とその家族らを、クリスマスの時期にキリスト教聖地巡礼の旅に招待すると発表した。ミセジニコフ観光相が同日、招待状を発送した。旅行は五~七日間程度。往復航空券やホテル代、国内移動の交通費などはイスラエル側が負担する。
 エルサレム旧市街にはイエス・キリストの埋葬地とされる聖墳墓教会、北部ナザレには聖母マリアゆかりの受胎告知教会がある。ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムはイエス生誕の地とされ、毎年クリスマスに盛大なミサが執り行われる。
 巡礼地観光はイスラエルの重要な収入源。日ごろは「イスラエルはユダヤ人国家」と強調する右派ネタニヤフ政権だが、作業員の招待によって、各宗派に寛容な姿勢を世界に印象づける狙いもあるとみられる。

東京新聞 2010年10月19日 夕刊


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