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クリスマスによせて キリル総主教のメッセージ
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5153 日 前
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今日1月7日はロシア正教のクリスマスだ。ロシア正教会のほかに、セルビア正教会、グルジア正教会、エルサレム正教会、ギリシャ正教会でも、今日のこの日が祝われている。モスクワおよび全ルーシ総主教キリルは、ロシアに住む正教徒とロシア世界に向けて祝福のメッセージを送った。
―クリスマスとは、この日が人類と我々一人一人の人生でいかに多くの意味を持つかを熟考する日だ。人々ははるか昔から人生の意味や救済の意味に対する答えを探してきた。そしてクリスマスに、われわれの前に神の奇跡が現れたのだ。キリストは、全民族とすべての個人にとって、人生の意味であり救済であり、また希望でもある。
総主教は、現代はこれまでのいつの時代よりも、人々は団結し、まとまって行動を取らなければならないとの見解を示した。こうすることだけが、現代世界や社会の脅威への対抗となりうる。総主教は、教会は何世紀にもわたって人類の統一を求めてきたとし、次のように述べた。
―正教のミサである奉神礼を指す、ギリシャ語の「リトゥルギヤ」という単語は、ロシア語に翻訳すると「共同作業」となる。われわれの人生はすべて、世界や人類に関する神の意志を実現化するためのリトゥルギヤ、つまり合同での祈りや共同の作業となるべきなのだ。これには、信仰を同じくする兄弟姉妹のほか、心に神をまだ迎えていないが、福音書にあるように神を迎える途上にある者との連帯が必要とされている。
多民族社会における連帯とは、他の民族や他の文化に属する人々と共同で暮らし働くことを意味している。昨年10年においては、ロシア社会には連帯や統一はまだ十分ではなかったし、無理解や意見の相違が、多宗教のこの世界だけではなく、伝統的な信仰の基盤をも揺るがすことになりえた。ロシア正教会は、子孫が宗教を思い出し、宗教を学ぶために、この日典礼を執り行う。総主教は「われわれキリスト教徒は、神がキリストのうちに人類の歴史とわれわれの人生をつくりだし、われわれに対し、神の法に従って生き、平和や愛、真実を確信するよう呼びかけていることを、信じているし、また知っている」と強調した。
The Voice of Russia 2011年1月7日
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東欧・ロシア
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ロシア正教会
クリスマス
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