みんなのキリスト教ニュース - ロシア:全土に服装規定を 正教会有力者が提案

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 【モスクワ田中洋之】ロシア正教会の有力者が、肌の露出度の高いロシア人女性の服装の乱れを批判し、国内に「ドレスコード」を導入すべきだと提案、波紋を広げている。

 正教会で社会問題を担当するチャプリン長司祭は18日、インタファクス通信に対し、「道路をストリップ劇場と間違えている(女性がいる)」「ピエロのような服装や化粧をしている女性は、よい伴侶を見つけられない」などと指摘。「人の外見は100%個人的な問題ではない」として、会社や学校などが規定しているような服装規定をロシア全土に導入するよう提案した。長司祭は昨年12月にも「ミニスカートをはいて酔っぱらった女性が自ら男性に接触してレイプされても仕方がない」と発言し、物議を醸していた。

 ドレスコード導入について、ロシアの人権団体「モスクワ・ヘルシンキ・グループ」のアレクセーエワ代表は「自由の侵害だ」と反発。フェミニズム団体も「正教会が妊娠中絶反対などのキャンペーンを強めていく前兆」と批判している。

 一方、ロシア南部チェチェン共和国のカディロフ首長は、イスラム教の立場から女性の服装規制に賛成を表明し、議論は思わぬ方向に進んでいる。


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