みんなのキリスト教ニュース - 復興願い 聖堂に調べ 函館男声合唱団が演奏会

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 【函館】函館男声合唱団(41人)の演奏会が13日、函館市駒場町のカトリック湯川教会で開かれた。東日本大震災の犠牲者を悼み、被災地の復興を願う歌声が聖堂に満ちた。

 演奏会は、同教会の「音による祈り」コンサートの一環として震災前から準備されてきた。11日の震災後、イベント中止が相次ぎ、見送りも検討されたが、被災者支援の思いを表そうと開催を決めた。

 ヨーロッパ中世から伝わるグレゴリオ聖歌の一曲「あわれみの賛歌」で開幕。函館のオルガニスト石崎理(みち)さんが奏でるパイプオルガンとともに、グノーの「第2ミサ曲」から3曲を歌った。また、函館の作曲家佐々木茂さんの編曲とピアノで「故郷(ふるさと)」「夏は来ぬ」など、日本の唱歌の名曲を約150人の聴衆に聞かせた。

 指揮の島昌之さんは「歌うことが被災者への励ましにつながればと考えました。1日も早い復興を願います」とあいさつ。アンコールでは平和を願うグノーの「平和の賛歌」を歌った。聴衆からは、被災者への義援金が合唱団に託された。(藤盛一朗)

北海道新聞[道南] 03/14 13:37


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