みんなのキリスト教ニュース - 宗教法人性的暴行:無罪判決に牧師安堵「心から感謝します」

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 ◇女性の支援団体「控訴望む」

 女性信者を暴行したとして準強姦(ごうかん)罪に問われた国際福音キリスト教会(つくば市)の主任牧師で韓国籍の卞在昌(ビョンジェチャン)被告(62)=土浦市=に対し、水戸地裁土浦支部(神田大助裁判長)は20日、無罪を言い渡した。逮捕時から一貫して無実を主張してきた卞牧師は記者会見し、「うれしいです。助けてくださった方々に心から感謝します」と安堵(あんど)の表情を見せた。【福沢光一】

 判決で神田裁判長は「検察が提出した証拠を精査しても、有罪とする十分な立証は認められない」と指摘。女性の証言にもやや誇張や不自然さがあるとした。その上で、弁護側が「無罪」を主張する根拠として提出した写真について「検察側が指摘する撮影日時の改ざんの証拠はない」とした。

 卞牧師は「逮捕は突然で周りと接触できない状態だった。周りの人たちが手伝ってくれたおかげで今日がある」と感謝の念を語った。

 同席した主任弁護人の三木祥史弁護士は「弁護人の主張がほぼ認められている」と判決を評価。逮捕について「捜査の当初は問題が起きた日が07年2月17日というのも分からなかった。こちらで調査したところ、当日来客があり、裏付ける写真があった。仮に来客や写真がなかったらどうなったか」と捜査当局を批判した。

 起訴状によると、卞被告は07年2月17日ごろ、つくば市内の同会教会内で、県内在住の20代女性信者に対し「卞被告の指示に従うしかない」と思い込ませ、暴行したとしている。これに対し、弁護側は「事件が起きたとされる日に、被告は韓国から来日中の宣教師を接待しており、証拠写真もある」などと無罪を主張していた。

 一方、女性の支援団体「モルデカイの会」も同日、記者会見。加藤光一代表が「この判決は受け入れられない。非常にショック。怒りさえ感じる」との女性のコメントを読み上げ、「検察が控訴することを望む」と述べた。

毎日jp(毎日新聞)


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