みんなのキリスト教ニュース - バチカンミサに招待 徳島少年少女合唱団

logo


1
 徳島少年少女合唱団(上田収穂代表)が、バチカンのサン・ピエトロ大寺院で2012年8月に開かれる「ローマ法王謁見(えっけん)・東日本大震災復興祈願ミサ」に出演する。数々の海外公演での実績が評価され、招待を受けた。合唱団がサン・ピエトロ大寺院で公演するのは1992年以来2回目で、被災地への思いを込めて澄んだ歌声を響かせる。

 上田代表によると、祈願ミサはローマ在住の国際的な声楽家・延安昭一氏が「日本の被災地のために」と法王庁司祭に持ちかけて実現。出演者について協議した結果、92年にサン・ピエトロ大寺院であった「世界平和祈願ミサ」で、ローマ法王や1万人の信者を前にミサ曲を歌い、好評を博した徳島少年少女合唱団に白羽の矢が立った。

 延安氏から連絡を受けた上田代表は、5月中旬にローマを訪れ、延安氏と詳細について打ち合わせ。1時間にわたり、ミサ曲のほか「ふるさと」など日本の曲のメドレーを披露することを確認した。ミサに出演するのは同合唱団だけで、法王庁からの正式な招待状は来春届く予定。

 指揮を執る上田代表は「数ある合唱団の中で、活動を評価して選んでくれたのは大変光栄」と喜ぶ。団長の城東高校1年、氏師出雲さん(16)も「日本のため、被災地のために心を込めて歌いたい」と張り切っている。

 徳島少年少女合唱団は1963年に上田代表が結成し、現在の団員数は小学4年から高校2年までの約120人。上田代表は「世界に通用する少年少女合唱団」を目標に、曲の歴史や文化的な背景まで理解した上で歌うよう指導。これまでにドイツ公演10回など、30回を超える海外公演を行い、国内外から高い評価を受けている。
【写真説明】ローマ法王(右)の前で歌声を披露した徳島少年少女合唱団。法王と握手しているのは上田代表=1992年12月、バチカンのサン・ピエトロ大寺院

徳島新聞社 2011/6/2 14:56


コメント 推薦者 関連リンク



Powered By Pligg            | サイトポリシー | サイト運営者情報 | お問い合わせ |            キリスト教の検索 なら「 KIRISUTO.INFO