みんなのキリスト教ニュース - 世界遺産「長崎の教会群」推薦書原案を提出

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 県世界遺産登録推進会議は8日、2014年度中の国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の推薦書原案をまとめ、文化庁に提出した。原案には、新たに加わった熊本県天草市の「天草の崎津集落」をはじめ、13の構成資産が盛り込まれた。

 「天草の崎津集落」は、禁教時代のキリシタンの信仰場所だった「崎津諏訪神社」と、神社の鳥居の横にある「木造崎津教会跡」、踏み絵が行われた庄屋宅跡に建てられた「崎津教会」で構成。日本にキリスト教が伝わり、浸透した経過を示す遺跡として評価された。

 原案は、今夏の国の文化審議会で審査され、了承されれば、9月末までにユネスコに推薦書(暫定版)が提出される見込み。ただ、国の推薦枠は今年から1に半減しており、長崎の遺産以外では、群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」が有力視されている。

 8日に長崎市内であった推進会議の会合で、中村知事は「競争は厳しいが、天草市とも力を合わせて取り組みたい」と決意表明。天草市の岡部紀夫教育長は「さらに資産価値を高められるよう調査研究を継続したい」と述べた。

 県は、隠れキリシタンが長崎市の大浦天主堂で神父に信仰を告白した「信徒発見」から150年となる15年3月に合わせて、登録を目指している。
(2012年6月9日 読売新聞)


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