BBCによれば、毎月建設される新しい教会は10に上るという。3日に1つというペースだ。この中には首都ブカレスト中心部で現在建設中の大聖堂も含まれる。完成すると125メートルという人民救済大聖堂(Cathedral for the People's Salvation)は、隣に位置する共産主義時代の独裁者ニコラエ・チャウシェスクの人民宮殿を越えて、南東欧で最も背の高い宗教建造物となる。教会の急増は、チャウシェスク体制崩壊からほぼ25年を経て、ルーマニアの政治・文化における正教会の存在が再び大きくなってきたことを反映している。