みんなのキリスト教ニュース - 牧師の無罪確定へ 女性信者暴行で検察が控訴断念

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 茨城県つくば市の教団施設で女性信者に乱暴したとして、準強姦(ごうかん)罪に問われた韓国籍の男性牧師(62)のアリバイを認め、無罪とした水戸地裁土浦支部の判決について、水戸地検は控訴を断念した。3日、同地検から連絡を受けた被害女性らの支援団体「モルデカイの会」(加藤光一代表)が明らかにした。控訴期限の4日午前0時、牧師の無罪が確定する。

 同会は3日の記者会見で「被害女性は無罪にショックを受け、控訴を希望していた」と強い抗議の意思を表した。同地検から「新証拠が期待できず、裏付け捜査に限界がある」などと断念理由を伝えられたという。同会を支援する湊信明弁護士は「牧師からのメールなどを証拠提出してくれなかった」などと同地検を批判した。

 5月20日の判決では「客観的証拠がなく、女性の証言は不自然さを否めない点が少なからずある」とした上で、事件があったとされる当日、韓国から来た宣教師を接待していたデジタルカメラの画像を証拠に牧師のアリバイが認定された。

 湊弁護士は「デジタルカメラの画像には改竄(かいざん)の疑いがあったが、検証が不十分」と主張した。

 同会は現在、刑事事件での被害女性を含め、牧師らからセクシャルハラスメントなどを受けたとする計5人を原告とする損害賠償請求訴訟を支援。東京地裁で民事裁判が続いている。加藤代表は「牧師の宗教団体は今も活動している。(民事)裁判で真実を明らかにしていきたい」と述べた。

MSN産経ニュース 2011.6.3 21:39


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